サイレントチェンジ

書き始める前に"silent change"が通じる英語なのか日本式造語なのか確認しようと思ったのですが、まだウィキペディアで取り上げられていない丹生で、英文で検索してもうまく見つけることができなくて、もしかしたら日本式造英語じゃないかなあと不安を感じながら書きます。

でも、"silent change"は、訳したら「静かな、変化」ですから、最悪「I have not pen」みたいに、文法的にはいざ知らず、多分英語としても通じるでしょう。

そんな意味で、"ホームドア"ほど罪深くないでしょ。

余談ながら「ホームドア」は多分"form door"つまり"platform door"を表現したいのだと思います。

これは、ウィキペディア日本語版で「英語では Platform screen door またはAutomatic platform gate と呼ばれ」と書いてあるように、全く通じない和製英語ですから、念のために付記します。

 

さて、サイレントチェンジです。

 

実は、

2017年11月3日(金)の新聞ニュース

富士通がパソコン部門をレノボに売却というニュースを見て、この記事を書きたくなりました。

 

事例からです。

 

10数年前、パソコンが起動しなりました。

驚いたのですが、なんと電源ACアダプターの不調。

他社製品の電源ACアダプターを使えば、電流量の表示が異なるのに、パソコンは、無事起動しました。

説明書では「してはいけない」と書いてある、他社部品の使用です。

メーカーは、パソコンの買換えを勧めてきたのですですが・・・・

このパソコンは、その後数年、しっかりと働いてくれました。

こんな脆弱な商品を販売して安易に買換えを勧めるメーカーなんて信用できないと思いました。

 

ところで

 

この電源ACアダプターは、躍進著しい、経済規模世界トップクラスの開発途上国産。

10数年前ですから、

パソコンメーカーは、今のように国内メーカーが外国産業と共同出資しているようなメーカーではなくて、国内のメーカーでした。

このメーカーから直接インターネットで購入し自宅に直送されたパソコンの電源ACアダプターが外国産で・・・・

電源ACアダプターが真っ先に壊れたのでした。

 

10数年前といえば、国内企業が経費削減の目的で人件費の安い海外に工場を移して、その後技術流出が問題になった頃です。

 

その時から、商品としてのメーカーではなく、商品に附属する部品全ての産地に目を配るようになりました。

 

そして、同時に、純国産品の購入が絶望的であることを知りました。

 

 

 

少し前、NHKのニュースで「サイレントチェンジ」について報道されました。

 

親会社→下請け→孫請け→部品メーカー・・・・という具合に辿っていくと

どこかで、微妙な、仕様変更が行われていて、

それがネジ釘、座金類のレベルになると

数年という

製品の保証期限を過ぎたころに不具合が発生するおそれがあるという記事でした。

 

紹介されたのは

ホーム炬燵の熱源を固定するネジとネジ受け。

これが経年劣化して熱源部分が熱いまま落下して下敷き布団を燃やすという例でした。

 

数年前に、スマートフォンの充電中発火という事件が報道されました。

その後、リチウム電池は衝撃を与えると発火する虞があるという報道もありました。

ユーザーの使い方が間違っていると事故につながるという話です。

さて

メーカーは、サイレントチェンジのチェックを強化しつつあるようです。

ユーザーの間違った使用にも注意を促しているようです。

 

こうしたことは、

見守るしかないのでしょうが・・・・

 

10数年前の私の電源ACアダプターは、サイレントチェンジの走りではなかったか・・・・などと

 

そして

こののように、ユーザーが不便を忍ばされるケースは、少なくないのではないか・・・・

 

などと考えています。