2017年6月16日(金)白日会展
先に書きましたように、デジタルイミグラントをテーマとする記事は、この、はてなブログに書きます。
さて、白日会ですが
いわゆる写実芸術の伝統的な団体展です。
写実絵画と書きたかったのですが、彫刻もあるから、写実芸術とややこしい書き方になりました。
さて、
中年以上女性がある絵を見て「写真やね」と言ったことから「描写力」と「表現力」の違いについて別のブログに書きました。
語調からこの女性は「この絵は、写真のように素晴らしい」と言いたいのだと感じたのです。
でも、写真が素晴らしいのなら写真を飾れば良いのであって、写真以上の何かを表現することが絵の良さじゃないでしょうか。
というわけで、「写真のように描く力」を「描写力」、写真のようであるかは別として、それ以上の「何か心に響くもの」を表現することが「表現力」として、この二つの違いについて、上の別のブログに書いたのです。
さて
写実表現は、誰にでもわかりやすい表現だと考えます。
何かモデルがあって、それとそっくりに描いたり作ったりすれば、「上手に描いたり作ったりされている」ということは、比較的わかりやすいことだと思うからです。
同じ写実的な表現と言っても、一つの会場に様々な表現がありました。
ここで指摘したのは、折角のこのような表現なら、SNSで交流できるような画像の配信をされたら良いと思うのです。
先にも書きましたが、
日展、院展、創画会といった団体展は、画像をウェブ上に公開しています。
こんな絵がありました
こんな絵が好きです
などと言いたいとき、
それをウェブで発信したいとき
上の3団体は、画像を紹介することができるのです。
白日会は、日本の美術団体の中でも写実を重視する団体です。
優れた写実画家の諏訪敦氏が自身のウェブページで「~写実であるが故に一段低く見られ~」と書かれているように
この半世紀ほど
あるいはもう少し以前から
日本では「写実表現」はあまり重視されなかったのではないかと思います。
だからこそ
この団体こそ
優れた作品をウェブ上に公開して
簡単に話題にできるようされたい
と
希望するのです。