2017年3月11日(土)イギリスの教育論争
今日は、考えることがたくさんありました。
BSニュースです。
順に、思い出しながら書きます。
まず、イギリスの教育です。
「より簡単な教科を履修させている」という批判。
このことが学力の低下につながるという批判なのでしょう。
「習得できない課題を出して無資格者を増やすより、簡単な課題であっても習得させて資格を与える方が国民の水準をあげることになる」
こんな議論でした。
日本の「ゆとり論争」と似ていますか。
少し違うかもしれませんが・・・・
「BBC」「学力」などで関連記事を検索したのですが、私は、見つけることができませんでした。
代わりに見つけたのが下。
昭和63年、64年、平成元年、教務主任として当時の新教育課程にかかわった時
「今後生産部門で200万人程度が不要になる。代わりに情報部門で200万人程度の需要が生じる」と聞きました。
当時の課題は、
「国際化への対応」「情報化への対応」~等でした。
学校にコンピュータルームを作ろうという動きが始まった頃でした。
「ゆとり」も話題になっていました。
「おちこぼれ」も問題になりました。
「おちこぼし」という教師に厳しい言葉も生まれました。
「ちょっとちがうでしょ」
と感じました。
優秀な人材が必要で
優秀な人材を育てようとしたら
優秀に育つ人々と優秀になれなくて苦しむ人々が出てくるのは、
当然なのではないでしょうか。
いわゆる「知識詰め込み教育」を受けて
「知識詰め込み教育」に反発して育った私は、
人生の終わりに近づく昨今、若者の知識不足が気になって仕方がない。
高校も大学も進学率がアップしました。
今の大学院は、昔の大学程度でしょうか。
だったら、今の高校は、昔の中学校程度で良いのかもしれません。
英国教育に刺激された問題に戻ります。
「簡単な課題を習得させている」という「学力低下」を憂う意見。
「困難な課題を設定して不合格にするより良い」という反論。
「そのことによって学力が低下する」という再反論。
ゆとり論争より、こちらの方がわかりやすい。
こんな風に、自分の頭を整理しました。
まだまだ考えることはたくさんありますが、
今日は、この程度にしておきます。